スイス時計製造の原点から生まれる至高のタイムピース

ルディ・シルヴァは2006年、エンジニアでもあり幾多のブランドで要職を務めたJacky Epitauxによってスイス北西部ラ・ショー=ド=フォンにほど近いレ・ボワ(Les bois)に設立されました。
ブランド名はレ・ボワのかつての名称で14世紀にジュラ山脈の森を切り開いた伝説の人物Jean =”Ruedin”(ジャン=ルディン)とラテン語で森を表す「Sylva(シルヴァ)」に由来します。
レ・ボワは18世紀頃から時計製造の優れた部品供給地として名を馳せており、現在でもその名残が見受けられます。手彫りギョシェ、彫金、グラン・フー・エナメルなどの伝統的な技法を用いる一方で、最先端の技術でトゥールビヨンを凌ぐ精度を実現した独自の脱進調速機構「ハーモニアス・オシレーター」を開発。
スイスの片田舎の小さな工房に世界中の時計市場から注目が集まっています。

ハーモニアス・オシレーター

  • 複雑機構の代名詞ともいえるトゥールビヨンは懐中時計のように安定した直立姿勢時に1分間(1回転)経過することで初めて姿勢誤差が平均化される仕組みで、常に姿勢が変化する腕時計には適さないのです。
    そこでルディ・シルヴァは歯状の2つのテンプを連結させる事でヒゲゼンマイに同じ振幅が生ませ、この性質を利用し左右のヒゲゼンマイが交互に振り合うことで、直立姿勢でも瞬時に平均的修正が行なわれ、重力の影響をなくすことができるというもの。
    世界初のこの仕組みを「ハーモニアス・オシレーター」と命名し、200年以上前にブレゲが発明したトゥールビヨンに匹敵する発明であると称えられ、ブランドの名を一躍世に広めるきっかけとなりました。


失われつつある技術を未来に継承する

  • ルディ・シルヴァのあるレ・ボアはスイスの時計製造中心の地として名高いジュウ渓谷にあります。かつてこの地の農夫たちが雪に閉ざされた厳冬期間に時計部品などの製造を行い都市部へ販売することで生計を立てていました。
    今でも多くの老舗ブランドの多くがこのジュウ渓谷沿い工房を構えています。時を経て、時計製造が大量生産を必要とする主力産業となり、工作機械の発展でより高度で複雑な加工ができるようになった反面、昔からの手仕事の技術は失われつつあります。
    ルディ・シルヴァは「ハーモニアス・オシレーター」という独創的な機構だけでなく、手作業のギョーシェ彫りや面取り、エナメル装飾など伝統的な時計製造技術を現代に継承し、新興時計ブランドとしての信頼を高めるアプローチを実践しています。